
チチタケ(乳茸)
チチタケ(乳茸)は、上質なダシのとれるおいしいキノコで、日本に限らず海外でも食用として人気があります。チチタケの出汁で食べる「ちたけそば」は栃木県のソウルフードとして非常に有名であり、地域によっては松茸よりも人気があるとか。
乳茸の名の通り、傘や柄の傷から乳白色の液体を出すキノコで、色が違ったりする近似種も多いキノコです。
管理人も大好きなキノコの一つで、採れた時はナスと一緒に炒めて漬け汁を作り、そば・うどん・そうめん等で楽しんでいます。作った出し汁は、冷凍保存すれば時期が過ぎても楽しむことができますよ!
チチタケ(乳茸)の採り方
チチタケの時期は、気温が30℃近くになる初夏から発生し始めます。
チチタケの生える場所は、ブナ科の広葉樹林の地面となり、ブナ・ナラ・クリ・シイなどの林を探します。
時期的に枯葉などの下に隠れていることが多いほか、群生することが多いので1本見つけたら周辺の枯葉をどかしながら探すとまとめて採れることが多いです。
チチタケ(乳茸)の見分け方
チチタケを採るときに気を付けたいのが、有毒とされているキチチタケと間違えないようにすることです。
チチタケとキチチタケの見分け方ですが、チチタケから出る液体は乳白色なのに対し、キチチタケから出る液体は最初は乳白色ですが空気に触れると黄色に変色します。
また、キチチタケの傘には木の年輪のような模様があるため、比較的見分けやすいキノコです。
チチタケ(乳茸)の基本情報
正式名称 | チチタケ | ||
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呼び名 | チチタケ、チタケ | ||
学名 | Lactarius volemus (Fr.:Fr.) Fr. | ||
分類 | ベニタケ目ベニタケ科チチタケ属 | ||
時期 | 夏、秋 | ||
発生場所 | 広葉樹林が生える地面に発生 | ||
似ている種類 | ヒロハチチタケ、チリメンチチタケ、キチチタケ(毒) |
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