ふきのとう

山菜図鑑

代表的な山菜として知られている「ふきのとう(蕗の薹)」は、春の訪れを告げる植物として知られていますよね。

道端や河原など日本国内であれば比較的どこにでも自生し、食べても美味しいことから非常に人気のある山菜です。

このページでは春の山菜「ふきのとう」について、生態・採り方・食べ方などを詳しくまとめてみました。

ふきのとうとは、どんな山菜?

ふきのとうとは、どんな山菜?

ふきのとうとは、早春に顔を出すフキ(蕗)の花茎の呼び名で、日本国内では本州を中心に全国的に自生しています。

フキ(蕗)はキク科フキ属に属する多年草で、近縁種は世界中に分布していてハーブなどに利用されています。

ふきのとうの本体となるフキには複数の品種があり、愛知早生・秋田蕗・水ふきなどが有名です。

食用としては蕾の状態が人気で、花が開く伸びるにつれて苦みとエグみが強くなってきて、あまり食用に向かない状態となります。

この伸びた状態のふきのとうを「薹が立つ」などと呼び、年頃を過ぎて瑞々しさを失われた状態を指す「とうがたった」という表現の語源とされています。

名前 ふきのとう
他の呼び名 フキノトウ、蕗の薹、ばっきゃ、ばっけ、ふきのじょう、ふきのしゅうと、ふきんとう
学名 Petasites japonicus(フキ)
英名 butterbur scape、japanese butterbur scape、butterbur flower stalk
分類 キク科フキ属
採れる時期 旬は3月~5月くらい、雪解けに合わせて発生するので早い場所だと1月くらいから採ることが可能です。
採れる場所 平野部から山間地まで水気のある地面であれば比較的どこにでも自生します。特に田んぼのあぜ道や河原などの水分が豊富な地面でよく見かけます。
主な食べ方 フキ味噌、天ぷらなど。アクが強いので生食は避けあく抜きしてから食べる。
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ふきのとうが採れる時期はいつ?

ふきのとうが採れる時期ですが、雪解けとともに発生するため地域によって異なります。西日本など雪解けが早い地域は1~2月頃から東日本は2~3月頃から東北・北海道は3~4月頃から積雪量の多い地域は雪解けに合わせて主に上記のような発生時期となりますが、その年の積雪量などによっても変わります。また、北海道では1年に2回発生する地域もあるそうです。

ふきのとうが採れる時期ですが、雪解けとともに発生するため地域によって異なります。

  • 西日本など雪解けが早い地域は1~2月頃から
  • 東日本は2~3月頃から
  • 東北・北海道は3~4月頃から
  • 積雪量の多い地域は雪解けに合わせて

主に上記のような発生時期となりますが、その年の積雪量などによっても変わります。

また、北海道では1年に2回発生する地域もあるそうです。

ふきのとうの採り方・採れる場所は?

ふきのとうの採り方・採れる場所は?

ふきのとうの採り方ですが、まず最初に採れる場所から解説していきます。

ふきのとうを見つけやすい場所は水辺

ふきのとうは日本全土に自生していますが、見つけやすいのは以下のような水気の多い場所です。

  • 田んぼのあぜ道や土手
  • 大きな河川の河原
  • 用水路周辺の舗装されていない地面

他にも公園や山間部の林道などにも多く自生しますが、上記に挙げた場所は山菜採り初心者の方でも分かりやすいと思います。

他にも畑や山間地の斜面などにも生えやすい特徴があります。

ふきのとうは密集して生えやすい

ふきのとうは地面の下に地下茎を張り巡らせているため、1つ見つけるとその周辺にもまとまって自生していることが多いです。

また、ふきのとうが生えている周辺にはフキの葉っぱも多く生えており、見つける際の目印となります。

ふきのとうを採る時はカッターを使うのがおすすめ

ふきのとうの採り方ですが、根元を掴んでひねると簡単に茎から採ることができます。

ただ、中には固い個体もあるので、カッターやハサミで切ると簡単に採れます。

数が多い時はカッターが特に重宝するのでオススメですよ。

ふきのとうの食べ頃は?開くと苦くなる?

ふきのとうを採る時に気になる事と言えば食べ頃だと思います。

開き切ってしまうと苦くなったり、小さいものは固いなど成長度合いによって特徴があり、食べ方によっても少し変わってきます。

天ぷらで食べるのであれば、見た目もキレイな花が咲いたばかりの状態がオススメです。

天ぷらで食べるのであれば、見た目もキレイな花が咲いたばかりの状態がオススメです。

つぼみの状態はパスタの具材やピクルスにして食べると、食感も良く美味しく食べることができます。

つぼみの状態はパスタの具材やピクルスにして食べると、食感も良く美味しく食べることができます。

少し花が開きすぎてしまったものは、細かく刻んでお味噌汁に少し入れるといつもと違う風味を楽しむことができます。

たまに写真のように大きなふきのとうが採れることもありますが、採った時は嬉しいものの調理しづらく食べるのにはあまり適していないと感じました。

たまに写真のように大きなふきのとうが採れることもありますが、採った時は嬉しいものの調理しづらく食べるのにはあまり適していないと感じました。

ふきのとうの下処理の方法は?

採ったばかりのふきのとうは、ゴミや汚れが付いているので綺麗に下処理をしてから調理しましょう。

また、アクが強い山菜なので、灰汁抜きをして調理するのが一般的です。

ふきのとうの下処理の手順は以下の通りです。

  1. 汚れを落とし外側の固い皮を取る
    汚れを落とし外側の固い皮を取る
  2. 沸騰したお湯で30秒ほど茹でる
    沸騰したお湯で30秒ほど茹でる
  3. すぐに冷水にさらす
  4. 水気を切る

ちなみに、自分は天ぷら等の加熱料理をする時は灰汁抜きをしません。

加熱するだけでもアクは抜けますし、大事な風味が飛んでしまうのを防ぐためです。

ふきのとうの調理方法や美味しい食べ方は?

ふきのとうの美味しい食べ方としては天ぷらやふきのとう味噌が挙げられます。

Cpicon ふきのとうの天ぷら 卵なし by まぱちー

Cpicon おばあちゃんのばっけ味噌(ふき味噌) by ひっさつま

Cpicon ふきのとうの甘味噌 ご飯のおともに~♪ by yasutonton

和食の食材としてのイメージが強いふきのとうですが、個人的にはパスタやピクルスにして食べるのが多いです。

あまりイメージがないと思いますが、鷹の爪との相性が良いのでペペロンチーノにしたり、ピクルス液に鷹の爪を入れても非常に美味しくなります。

刻んだふきのとうを味噌汁に入れるのも一味違った風味になるのでオススメですよ!

ふきのとうについての注意点

最後にふきのとうを採る時や食べる時の注意点についても記載しておきます。

ハシリドコロや福寿草といった毒草に注意する

ふきのとうに似た毒草としてハシリドコロや福寿草といった植物があります。

福寿草はさほど似ていませんが、ハシリドコロは以下の画像のようにパッと見似ています。

福寿草はさほど似ていませんが、ハシリドコロは以下の画像のようにパッと見似ています。

ハシリドコロ / 引用元:東京都薬用植物園

ハシリドコロは非常に危険な有毒植物として知られており、多量に摂取すると死に至る危険もあります。

もし不安な場合は、詳しい方に必ず確認するようにしましょう。

川や斜面では足元に注意する

ふきのとうが生えている場所は基本的に水を多く含んでいるため滑りやすくなっています。

特に川や斜面では転ぶと危険なため、くれぐれも足元には注意しましょう。

野生動物に注意する

ふきのとうを採る時はそこまで山奥に入ることはないと思いますが、里山でも野生のクマやサルに遭う危険もあります。

また、毒ヘビなどに噛まれる危険もあるため、周囲には注意して採るようにしましょう。

ふきのとうについてのまとめ

ふきのとうは、山菜の中でも一番早く採ることができる美味しい山菜です。

間違えやすい毒草も少ないため初心者でも楽しみやすく、民家の近くでも採れることから子供連れやカップルでも山菜採りを楽しむことができます。

最低限、野生動物やハシリドコロの誤食には注意するようにしましょう。